8/3(水)「ひろゆきが語る」シリーズを読んで

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ひろゆきが語る「テロのような社会への報復を生み出さないための、たった1つの考え」(2022年8月3日)|BIGLOBEニュース

目次

ひろゆき氏「社会への報復を生み出さないためのたった1つの考え」について考える

⑴個人のせい?社会のせい?という問いかけ

テロや無差別殺人は一般的に攻撃対象への個人的な恨みを伴わずに実行されるという点で非常におぞましく異常な犯罪である。

そのおぞましい凶行は社会に向けて行われることから、実行犯は歪んだ社会構造から生み出された結晶であると言えよう。

であれば個人を責める前に、そのような犯罪者を作り出した社会の問題点について考えるのが肝要であろう。

当然何の落ち度もない人間が突然命を奪われることは許されざることであり、犯人は法治国家の元正しく罰せられるべきである。よってこれは犯人を擁護するということとは視点が異なる。

つまり、決して起きてはならないことだからこそまずは社会の問題点を洗い出すべきだろうという考えである。

⑵「人を排除しない社会へ」という結び

抜本的に社会の構造を変革することはすぐには難しいだろう。

しかしすぐにでもできることとしてひろゆき氏が最後に重要なヒントを投げかけている。

社会で孤立した人をただ排除するのではなく「どうやったら共存できるだろう?」「どこで受け入れてもらえばいいだろう?」と想像力を働かせるという一歩が将来起きうる「社会への報復」を減らすことにつながると。

ひろゆき氏が警笛を鳴らす※「無敵の人」が辿るプロセスは概して以下の流れとなる。※死刑などの刑罰を恐れず無差別殺人等を実行する人

  • ①社会における大きな失敗を経験
  • ②格差社会における劣等感を抱く
  • ③経済的な困窮に陥る
  • ④居場所のない孤立感・社会からの疎外感を感じる
  • ⑤社会への報復を決意

各々ケースで異なるだろうが、犯行に至るまでにいくつかの段階がありどこかでサインを出しているのではないだろうか。

サインを放置し段階が進む毎に、より扱い辛い人物となっている可能性が高く、人から見放され社会から排除される結果となる。

早い段階でその人の問題点に気づき解決できるような社会作りが必要である。

⑶誰にでも「無敵の人」になる可能性はある

社会により作り出された「無敵の人」にもはや刑罰の抑止力は通用しない。自分がもし社会から閉め出され「無敵の人」になったらと思うと恐怖を感じる。

だからこそ私はこの問題から目を背けることなく考えていきたい。「社会への報復」といった悲しい無差別殺人が皆無の社会を望む。

今平穏に過ごしているということはあなたや私に少なからず理解者がいるということ。「自分を理解してくれる人」を全て失ってしまうような社会を継続してはならない。

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